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NEWS データセクション、National Pulse GroupとUAE等のMENA地域におけるAIインフラ構築に向けた覚書を締結
2026.02.10
プレスリリース

データセクション、National Pulse GroupとUAE等のMENA地域におけるAIインフラ構築に向けた覚書を締結

データセクションは、本日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイに拠点を置くナショナル・アクセラレーター企業であるNational Pulse Group(以下「National Pulse」)との間で、UAE及びその他中東・北アフリカ(MENA)地域における国家レベルでのAIインフラ・プラットフォーム構築、AIサービスの開発・展開等に向けた共同プロジェクトの検討を目的とした覚書(以下「本覚書」)を締結しました。

■本取組みの背景・目的

UAEは、国家戦略としてAI、デジタル経済、データセンター、クリーンエネルギー分野への重点投資を進めており、特にソブリンAI(AI基盤・データ・計算資源を国家及び地域内で主権的に管理・運用する体制の確立)を、国家競争力及び安全保障の観点から重要政策として位置付けています。

National Pulseは、UAEを拠点とするナショナル・アクセラレーターとして、AI、デジタルインフラ、エネルギー、通信、宇宙技術等の分野において、国家戦略と連動した大規模プロジェクトの企画、投資、実装を主導してきました。同社は、政府機関及び公的主体との強固な連携を背景に、民間の先端技術を国家レベルのインフラ及び産業政策へと接続する役割を担っており、UAE等のMENA地域におけるAIaaS及びデジタルインフラ基盤の構築を推進しています。

データセクションは、日本発のAIインフラ企業として、GPUを中核としたAIインフラ基盤及びAIプラットフォーム「TAIZA」を展開しており、AIモデルの学習・推論に不可欠な計算資源を安定的かつ高効率に提供する技術・運用ノウハウを有しています。また、データセクションは顧客基盤及び計算基盤のグローバル分散、並びにAIの主権的運用を重要な経営テーマとして掲げ、特定地域・顧客に依存しないグローバルAI基盤の構築を進めています。

本覚書は、UAEの国家戦略、日本とUAE間の技術・産業協力の流れを背景に、National Pulseが有する事業推進力・制度調整力と、当社の先進的なGPUインフラ及びAI基盤技術を融合させることで、UAE等のMENA地域における次世代AIインフラの中核拠点構築を共同で検討することを目的として締結されました。

■本覚書の概要

本覚書に基づき、当社及びNational Pulseは、UAE等のMENA地域における国家戦略と整合したAIインフラ及びAIプラットフォーム事業の創出を視野に入れ、以下の取り組みについて協力して検討を行います。

・UAEにおける大規模GPUクラスターを中核としたAIデータセンター構築の検討(想定電力規模:150~180MW級)

・「TAIZA」を活用したGPUaas及びAIプラットフォーム提供モデルの確立

・政府機関、研究機関、公共サービス及び民間企業向けAI基盤の提供

・スマートシティ、コンピュータビジョン、ヘルステック、デジタルコマース、物流等の基幹産業へのAI実装

・MENA地域へのAIインフラ及びDIaaS(Digital Infrastructure as a Service)の広域展開

■本取組みにおける両社の役割

本取組みにおいて、データセクションは、GPUを中心としたAIインフラへの投資、「TAIZA」の提供、データセンターの設計・構築・運用、及び大規模AIワークロードの最適化に関する技術的主導を担う予定です。また、本プロジェクトを通じて、AI計算資源の国際分散配置及び主権的運用モデルの確立を目指します。
一方、National Pulseは、UAEにおける国家インフラ・産業政策と整合した地域統括パートナーとして、プロジェクト用地の選定・取得、各種許認可及び規制対応、長期電力調達(再生可能エネルギーを含む)、国家インフラとの接続、並びに政府・公的機関、地域投資家及び戦略的顧客との連携を主導する役割を担う予定です。
両社は、これらの役割分担のもと、UAEを起点としたAIインフラの中核拠点を形成し、地域内で完結するAI基盤の構築を通じて、ソブリンAIの強化及び持続的なデジタル経済の発展に貢献することを目指します。

■両社代表のコメント

National Pulse社ChairmanのMohammad Bin Markhan Al Ketbi氏は次のように述べました。


本覚書(MoU)は、国境を越えたパートナーシップにおける高度かつ先進的なモデルを示すものです。今日の国際展開は、単なる地理的拠点の拡大ではなく、戦略分野における長期的成長を支える安定した国家エコシステムとの統合が、その中核を成しています。
大規模AIプロジェクトの地域ハブとしてアラブ首長国連邦を選定することにより、先端技術を研究・開発段階から、国家主権の下での大規模かつ安定的な運用へと移行させるための、実務および規制の両面において整備された枠組みが確立されます。これは、政策の明確性、エネルギー供給の安定性、ならびに単一拠点から複数市場へ円滑にアクセス可能な事業環境によって実現されるものです。
本モデルの下では、長期契約と高い運用能力に支えられた地域展開型AIプラットフォームの構築が可能となり、グローバルなデジタルインフラ事業のスケールの在り方において、質的な転換をもたらすものと考えています。
弊社は、今後も国家アクセラレーターおよび地域パートナーとしての役割を担い、各プロジェクトを各国の国家戦略と整合させつつ、拡張性と持続可能性を備えたエコシステムの構築を推進していきます。これにより、先端技術分野における事業の魅力を一層高めるとともに、アラブ首長国連邦を地域における戦略的ゲートウェイとして、さらにはグローバルなAIインフラの中核拠点としての地位を確立してまいります。

データセクションCEOの石原紀彦氏は次のように述べました。

UAEが国家戦略として掲げるAI、デジタル経済、そして技術主権の確立は、世界においても極めて先進的かつ示唆に富む取り組みであると深く敬意を表します。
データセクションは、日本発のAIインフラ企業として、計算資源・データ・AI基盤を国家および地域の意思のもとで安全かつ持続的に運用する“ソブリンAI”の重要性を重視してまいりました。
National Pulse Groupとの本覚書は、UAEの国家ビジョンと当社の技術・運用ノウハウを結びつけ、UAEおよびMENA地域において、信頼性と拡張性を備えた次世代AIインフラの中核を共同で検討するための重要な第一歩であると考えています。
当社は、本プロジェクトを通じて、公共・産業・研究分野におけるAIの実装を支える基盤づくりに貢献するとともに、日本とUAEの長期的な技術・産業パートナーシップの深化に誠実に取り組んでまいります。

以 上

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報道関係者様お問合せ先

データセクション株式会社グループ経営企画部
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